OGP画像の確認方法と表示されない時の対処法
SNSのシェアは現代の情報伝播にとって、非常に重要な役割を果たしています。その中でもOGP画像は、SNS上でWebページの魅力的な紹介カードとしての役割を果たし、クリック率を向上させるための大切な要素となっています。このOGP設定が正しく機能しているかは、ページのシェア効果に直結するため、その表示を確認を行うことは欠かせません。しかし、OGP設定後、想定通りの画像がSNS上で表示されない場合があることも事実です。そのような時、どう対処をすればよいのでしょうか?
本記事では、OGP画像の確認方法と表示されない時の対処法について解説します。また、OGPの設定方法については、弊社のブログ記事「OGPとは?SNSのシェアがもっと効果的になるヒントと設定方法」を御覧ください。
1.OGP画像のサイズについて
OGP画像とは
SNSのシェアは、現代のデジタルマーケティング戦略に欠かせない要素となっています。その中でもキーポイントとして挙げられるのが「OGP画像」です。OGPを設定することにより、投稿されたリンクの内容が視覚的に伝わり、ユーザーの関心を引き付けることができます。結果として、Webページのクリック率が向上し、コンテンツマーケティングの一環としてその効果が期待できるようになります。
OGP画像はサイズが重要
OGP画像は重要な役割を果たすものですが、OGP設定をする際に一番注意したいのが、サイズです。なぜなら、SNSプラットフォームによって推奨される画像サイズが微妙に異なるためです。例えば、FacebookとTwitterでは、最適な画像サイズが異なるため、一つのサイズで全てのSNSに合わせようとすると、トリミングされてしまったり、画像が見切れてしまったりすることがあります。
FacebookのOGP画像の推奨サイズは1200 x 630ピクセルなので、このサイズに最適化されたOGP画像を設定していれば、投稿されたリンクにプレビュー画像がきれいに表示されるでしょう。しかし、このサイズから大きく外れる画像を設定してしまうと、自動的にトリミングされたり画像が大きすぎたり小さすぎたりする場合があるため注意が必要です。
OGP画像の設定は、Webページのプレビューを美しく、魅力的に表示するために非常に重要なものですが、うまく画像が表示されていないことにより、ユーザーエクスペリエンスが低下してしまうリスクがあります。また、マーケティングの観点からも、表示の不具合は期待される効果を大きく損なう可能性があります。さらにひどい場合は、重要な情報が切り取られて表示されてしまう可能性もあります。
そのため、各SNSの最適な画像サイズをしっかりと認識し、それに基づいてOGP画像を設定することが不可欠なのです。
2.OGP画像の作り方
OGP画像は、SNS上でURLがシェアされた際に表示される画像として重要な役割を果たすため、適切なOGP画像を設定することで、シェアされたコンテンツがユーザーにとって魅力的に見えるように努力する必要があります。そこで、OGP画像を効果的に制作するための基本的なガイドラインとポイントを紹介します。
1. OGP画像の基本サイズ
OGP画像の推奨サイズは1200px×630pxです。このサイズ比率は、FacebookやTwitterで最も効果的に表示されることが確認されています。しかし、表示されるデバイスの種類やSNSごとにOGP画像のサイズは異なることがあるので、このサイズは基本として捉えてください。
2. OGP画像のデザインポイント
アダプティブデザイン
SNSやデバイスによってOGP画像の表示が変わることを考慮し、横長や正方形の形でもキレイに表示されるようなデザインを心掛けることが重要です。
中央配置
ユーザーに伝えたい主要な情報やロゴなどは、画像の中央に配置することをおすすめします。これにより、画像が正方形にトリミングされた場合でも、伝えたい情報をしっかりと伝えることができます。
背景デザイン
背景は画像全体に敷き詰める形で設定し、重要な情報やロゴを浮き立たせることで視認性を高めると良いでしょう。
3.OGP画像の確認方法について
OGP画像の表示は、主に表示確認ツールやOGP画像シミュレーターを用いて確認します。これを使用すると、共有する前にどのように表示されるかをチェックすることができます。OGP画像シミュレーターでは、各SNSでのOGP画像表示を実際にシミュレーションすることができるため、サイズ、色、テキスト表示などを事前に確認することが可能です。
Facebook:シェアデバッカー
Facebook提供のツールで、指定したURLのOGP表示を見ることができます。使用にはFacebookへのログインが必須です。Twitter:Card Validator
TwitterのOGP表示をリアルタイムで確認するツールです。指定URLを入力し、Preview cardをクリックすることで、表示をチェックすることができます。使用する際、Twitterアカウントでのサインインが必要です。ラッコツールズ
ラッコツールズは、複数のSNSプラットフォームでのOGP表示を一元的にチェックできるサービスです。FacebookやTwitterのみならず、はてなブックマークやLINEなどでのプレビューも確認することができ、スマートフォンやパソコン等、デバイスごとの表示もチェックできます。
これらのツールを上手に活用して、OGP画像の正確な表示を確認しましょう。正しく表示されていることを確認することは、Webマーケティングにおいてユーザーのエンゲージメントを高めるキーとなります。
4.OGP設定をしたのに画像が表示されない時の対処法
「OGP設定をしたのに画像が表示されない時の対処法をご紹介いたします。
キャッシュのクリア
Facebookの場合、Facebookのシェアデバッガーを使用して、OGP情報のキャッシュをクリアすることができます。Twitterなど他のSNSでも同様のツールを提供しています。画像の再検討
推奨されるOGP画像のサイズや形式に合わせて画像を再編集して使用してください。適切なフォーマットや圧縮を使用することも重要です。metaタグの確認
metaタグが正確に設定されているか、適切なプロパティと値が設定されているかを再確認しましょう。必要であれば、専門家の意見やツールを利用して検証することを推奨します。サーバーのパフォーマンスチェック
画像をホストしているサーバーの応答時間を確認し、問題があれば解決するか、異なるホスティングソリューションを検討してください。CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)や他の最適化技術を利用することで、サーバーのパフォーマンスを向上させることも可能です。
5.OGP設定をしたのに画像が表示されない理由
OGPは、SNSプラットフォーム上でウェブページのプレビューをより魅力的に表示するためのプロトコルです。しかし、適切に設定しても画像が表示されないことがあります。以下では、その主な理由と対処法を解説します。
キャッシュの影響
SNSプラットフォームは、以前に取得したOGP情報をキャッシュしています。更新後も古い情報がキャッシュされていると、新しい画像が正しく表示されません。このキャッシュは一定の期間後に自動で更新されることがありますが、即時の反映を望む場合は手動でクリアする必要があります。画像のサイズや形式の問題
OGPの推奨画像サイズや形式を守らないと、正しく表示されない場合があります。特に大きすぎる画像は読み込みに時間がかかり、結果として表示されないことが考えられます。metaタグの不正確さ
OGPの設定に関連するmetaタグが不完全または不正確である場合、画像が正しく表示されないことがあります。必要な属性や値が欠落している、または間違っている可能性があります。サーバーの応答遅延
画像をホストしているサーバーが遅延している、または応答しない場合、SNSプラットフォームは画像を取得できません。これは特に高トラフィックの時やサーバーの一時的な障害時に発生することがあります。
6.まとめ
OGP画像は、SNS上での情報伝達のキーとなる要素であり、適切な設定と確認が不可欠です。正確なOGP画像の設定によって、ページのコンテンツをより多くの人々に効果的に伝えることができるため、デジタルマーケティングの戦略としても重要です。
また、OGPの設定方法については、OGPの設定方法については、弊社のブログ記事「OGPとは?SNSのシェアがもっと効果的になるヒントと設定方法」を御覧いただき、より深く理解を深めていただければと思います。
ご相談・お見積り・ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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